MIKAZUKI Artは、古代美術品ギャラリー「三日月」にて、美術品の原点の数多くを見てきた作家の、作家による、作家と現代美術愛好家のための企画展を行います。「三日月」は、たとえ洗練されたとしても、さらなる完成度を求める作家たちのあくなき創作の心を意味しています。また、移動画廊三日月のロゴマークには、東京から、ポテンシャルの高いアートと文化を国内外に発信していく、という意味が込められています。
美術品は、時代を遡っていけばいくほど、その時代に無くてなならない、必然的な存在感が色濃くなっていきます。時には社会が大きく変わりゆくその背景の副産物となり、時には宗教や祈りに結びつき、時には王朝が栄えていくための願いに結びつき、時には神への雨乞いや作物の実りのために。まだ文字もなかったような時代には、種として生き抜いていくための共通言語として。今の時代には、今の時代の必要とされる美術品としての性質というものがあります。MIKAZUKI Artでは、それを模索しつつ、作家の、作家による、作家と現代美術品愛好家のためのセレクションを行います。時にポップに、時に厳格に。
普遍性のその先へ。現代美術愛好家からインテリアアートとして楽しみたい方にまで、いつまでも作家の息遣いを感じることの出来る現代美術の数々を、作家目線で追い、セレクトしていきます。それは、各作家の目線を通した世界が、その美術品の中でいつまでも生き続けるような世界。100年経っても、1000年経っても、作家の目線を通したその世界が、その息遣いが感じられるような世界。そんな世界が日常の中に溶け込んでいくことで、計り知れない豊かさを感じることのできるような世界を、このMIKAZUKI ARTを訪れたみなさまに感じ取って頂けますと幸いです。
TANTAN